ゆる教育ママの子育て記録

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30代夫婦がNIPTを受けなかった理由

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妊娠した際、NIPTを受けるかどうか迷う方は多いと思います。

私は妊娠前は必ずNIPTは受けようと思っていましたが、実際に妊娠してからよく考えた結果、NIPTは受けずに出産しました。

もともと「受ける一択」と思っていた私がなぜNIPTを受けないことにしたのか、その理由を紹介したいと思います。

こういう考え方もあるんだ、とNIPTを受けるか迷っている方の参考になればと思っています。

 

 

NIPTを受けなかった理由

 

私がNIPTを受けなかった理由を紹介します。

 

年齢制限が撤廃されてすぐだった

NIPTはこれまで「出産予定日時点で35歳以上」と年齢制限がありましたが、2022年2月18日に日本医学会より公布された指針により、この年齢制限は撤廃されました。

息子を妊娠したとき私は35歳未満で、妊娠したのは2023年なので1年早ければ年齢制限で受けられなかった可能性があります。

去年だったら受けずに産んでいたなら、今年も受けずに産んでもいいのかなと感じました。

 

第一子だった

第一子なので、仮に何かあってもその子に全力投球できる。障害はNIPTで分かるものだけではないし、もし何も問題なく健康で産まれたとしても後天的な原因で障害を待つ可能性もある。障害があるならいらないではなく、仮に何かあっても受け入れる覚悟をしたいと思いました。

 

中絶する勇気がなかった

正直、この理由が一番大きいのですが、仮に検査で陽性になった場合私には中絶する勇気はありませんでした。

私自身が、妊娠中に障害が判明したなら私を産まずに何も分からない胎児のうちに中絶してほしいと思ってしまうタイプなので、仮に検査して陽性となった場合、基本は中絶しよう思っていました。そして妊娠する前はNIPTは必ず受けると思っていました。

実際に妊娠してNIPTを受けるか考えるにあたり夫ともたくさん話して、「陽性なら中絶」は夫も同意でした。ただ、妊娠・出産するのは私なので、私がNIPTを受けたくないなら受けなくてもいいとも言われました。

そのため、万が一中絶するならどんな感じなのか、NIPTを受けて中絶を決めた方や、中絶したわけではないけれど流産した方のブログを読み漁りました。

 

中絶は妊娠22週まで可能ですが、妊娠12週以降の中絶は中期中絶と言われ、手術での処置ではなく、薬で陣痛を起こして出産して中絶することになります。そして、中期中絶の場合、法律で死亡届と火葬による埋葬が義務付けられています。

更に中絶した側ではなく医療者目線の記事も読んだのですが、死産の場合はお腹の中で赤ちゃんは亡くなるけれど妊婦希望による中絶の場合、赤ちゃんは生きている状態で生まれてくるそうです。更に妊娠22週ギリギリで中絶する場合、産声を上げる赤ちゃんもいるようで、ただ医師はそれを母親に聞かせたらダメだとすぐに口を塞ぎ、臍の緒を縛る(命の綱を断つ)んだそうです。

Vol.237 中期中絶の壮絶な現場と、性教育、アフターピル問題 | MRIC by 医療ガバナンス学会

 

NIPTは10〜16週の間に血液検査を行い、そこで陽性の場合確定検査である羊水検査を受けることになります。羊水検査は15週から可能で、更に結果が出るまで少し時間がかかる(2〜4週間)ため、結果を待ってから中絶となるとどうしても中期中絶になってしまうし、最悪22週ギリギリのタイミングになる可能性も低くありません。

 

これらのことから、検査結果が陽性と確定されても私には中絶する勇気がなかったのでNIPTは受けませんでした。

 

第二子を妊娠したら

 

第二子を妊娠したら第一子のときより更に悩むと思います。

次は35歳以上になる可能性が高いのに加え、第二子が何か障害を持っていた場合、今いる息子がきょうだい児になってしまうからです。

これも賛否ありますが、息子が幼少期から我慢が必要になったり将来苦労する可能性があることを考えると、親である私たち夫婦のメンタルより息子の将来を大事にしてあげたいので、第二子のときは何かしらの検査は受けたいなと思っています。

ただ、どんな検査も100%ということはないですし、羊水検査はそれ自体にリスクが沢山あるため、胎児ドックにするのか、NIPTにするのか、やっぱり検査は受けないのか…

第二子ができたらそのときにまた考えたいと思います。